来国行は鎌倉時代中期以降の刀工で、来派の事実上の祖とされています。国行によって作られた作品は、国宝や重要文化財にもなっているものもある程です。国行の作品はほぼ制作年紀が無いので、具体的な年代情報がありません。通説では康元頃に活躍したとされていて、その子供とされる二字国俊は弘安元年(1278年)の年紀を添えているので康元の時代説は間違い無いだろうとされています。
来国行の作品は、現代でも専門店やオークションで販売されていることもあるのが特徴で、専門店では外国人向けに英語のネットショップを展開しているところもあるので海外からの購入も比較的容易です。現存作品の中でも特に多いのは太刀ですが、まめにチェックするなら刀も販売されている事もあります。