名刀の記憶を探って

<天下五剣>・・・「童子切安綱」「鬼丸国綱」「三日月宗近」「大田太光世」「数珠丸恒次」この五振りの日本刀を「天下五剣」と呼んでいる。室町時代に、特に優れた名刀として定められた。平安時代から鎌倉時代に活躍した名工の入魂の作である。

 ・童子切安綱・・・天下五剣の筆頭名刀忠の名刀。伯耆国{鳥取県西部)の大原安綱の最高傑作で平安時代に作られたとみられるが詳細は不明。刃長二尺六寸五分)(約80cm)の太刀である。

「童子切」という異名は、丹波大江山に棲む鬼神・酒呑童子を退治した事に由来する。

平安時代中期、源頼光が酒呑童子の首を切落とした太刀こそが「大原安綱」後に「童子切安綱」の異名を冠せられることとなる名刀である。現在は国宝に指定され、東京国立博物館に所蔵されている。

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